



半世紀の歴史を積み重ねる当組合は、先輩方のコーヒー愛から生まれた組合です。この組合を半世紀近く、理事長としてリードして頂いたのがブラジレイロの中村好忠氏です。2005年の西方沖地震があった年には、大変な状況にもかかわらず、全国喫茶飲食生活衛生同業組合の全国大会も開催致しました。2016年からは、中村理事長の掛け声でふくおかコーヒーフェスティバルも開催して参りました。
数々の積極的なリーダーシップでふくおかのコーヒー店をおまとめ頂きましたが中村理事長も高齢になられ令和5年度をもって勇退したいとの申し入れがありました。先輩方が築いて頂いた組合を何としても存続しなければ成りません。副理事長と何度も話合いを繰り返し、先輩方を差し置いて大変失礼なのですが私、平田隆文(元カフェ・ド・カッファ店主)が令和6年度より理事長職を引き継ぐがせて頂く事になりました。
先輩方が築いて頂いた組合を新しい時代に対応出来る様務めてまいりますので、これまで同様、組合運営にご支援賜ります様お願い申し上げます。
さて、その組合についてお話致します。全国48都道府県には、全国喫茶飲食生活衛生同業組合があり福岡県を統括、運営するのが、我が組合です。しかし、ご承知の様に組合員は、減るばかりで全国で喫茶飲食の組合があるのは、半分にも満たない20都道府県で、後の28都道府県には組合がありません。九州では、福岡県と大分県と鹿児島県の3県です。大変な状況なので他県の組合では、メニューにコーヒーアイテムがあれば居酒屋さんでも、スナックさんでも、バーさんでも加入して頂き数字合わせをしている状況です。それも致し方ありませんが、当福岡の組合はコーヒーアイテムを重要視、アルコールをお出ししているお店の加入はご遠慮頂いている全国的にも珍しい組合です。これは、先輩方が、(ブラジレイロ、珈琲舎のだ、藤館、庵道珈琲など)役員運営を務めコーヒー美学を貫かれた結果です。
どうぞ、引き続き組合活動にご理解を頂きご支援を賜ります様にお願い申し上げますと共にご商売の益々のご繁盛を祈念致します。